19世期に隆盛を極めたドイツの陶板画、題材は、ホフマンの「寺院のキリスト」(神殿の中の少年イエスとも)から。元々の絵は、他の聖職者達の中で会話をしているイエスですが、その絵からイエスだけをクローズアップしたもの。陶板画ではKPMが有名ですが、当時、白無地の陶板をKPMから仕入れて、それに絵付けをする工房が多くあり、本作もその一つと思われます。宗教画では、ラファエルのマリア、イエスでは、本作のようにホフマンの絵が多く陶板画で出回っています。絵付け師により、絵が違うので、陶板画を集めると、それも楽しみの一つです。私は、産地でなく、絵の出来で選ぶので、本作はKPM ではありませんが、髪の毛の描写、聡明なイエスの顔立ち、瞳や唇、これほどの絵付けはKPM でも、ほとんど見たことがありません。陶板が光を反射するため、うまく写真が撮れてない点、ご容赦ください。陶板サイズは、タテ約18.5センチ、ヨコ約13.8センチ、額の大きさ、タテ約39.2センチ、ヨコ約34センチです。タトウ箱付属します。断捨離のため、出品することにしました。100年以上前の古美術である点、ご理解ください。ちなみに私は海外生活が長くeBayもやっていましたが、陶板画は、一般に日本の方が安く取引されています。