数あるミリタリーパンツの中でも、名作中の名作とされるフランス軍のM47。オリジナルの評価は年々高くなり今では気軽に手が出せるモデルではなく、見つけ出す事自体が難しいアイテムとなっているのは、もはや周知の事実かと思います。ただ、その人気の理由は単に珍しいという事だけではなくファッションにおいての優れた汎用性にあります。カジュアルなスタイリングの雰囲気はもちろんですが、過去に某Mコレクションに使用されたという背景からも少しモードの香りも漂わせます。それ故に、様々なスタイルにフィットするという事も誰もが手を取りたくなる理由の一つと言えるかと思います。そんな希少性の高まるM47というジャンルにおいて更に希少な初期ロット個体が存在しているのはあまり知られていない事実かもしれません。単にM47と言っても、様々な個体が存在しており時代によって生地やディテールが異なります。前期や後期など気がつけば細かな区分が当たり前になってしまうほどに様々な人々からの様々な角度で考察や研究が行われました。そういった好き故に考えてしまうようなそんな“底無しの沼“のような一面も名作と言わせてしまう部分なのかもしれません。そんな様々な知見からも、その存在自体を実際に見ることが非常に少ない生産期間自体も短期間だったとされる希少な初期ロットモデルを有するOUTILのデザイナーが、それをベースに制作したモデルが今回ご案内のものになります。剥き出しのアルミボタンが三つトップに付く仕様前期らしいズドンとしたストレートシルエット。生産過程の中で生まれたイレギュラー品とも言える、このディテールを踏襲しOUTILらしく昇華しています。そしてオリジナルにはないベルトのインサイドにドローコード仕様をあえて採用。そして、そのモデルをベースにインラインでは展開の無い『ペイントリネン』で当店用に特別に制作していただいたのが今回ご案内する白パンです。2ウエスト　約84cm(平置き直線距離×2)股上　約37.5cm(股下縫製部分からベルト芯)股下　約70cm(股下縫製部分から裾)ワタリ　約36cm(股下縫製部分から脇縫製部分)裾幅　約27,5cm(裾両外外面の直線)#m47