講談社のドラゴンブックス「食料危機を生きぬくための　飢餓食入門」を出品します。ジュニアチャンピオンコース（学研)、ジャガーバックス(立風書房)と並ぶ3大レーベルでありながら、後発(74~75年)ゆえに他社との差別化のためか、あまりに細分化されたタイトルに、当時の子供達はどのように受け止めたのでしょうか?こちらの本は当時問題となった公害や異常気象、追い討ちをかけるかのような五島勉氏の「ノストラダムスの大予言」の終末思想あたりから企画されたのではないかと推測されます。また著者の寺ノ門栄氏も「甦った原始食」などから、抜擢されたのではないかと推測されます(推測ばっかりでスイマセン)。この「飢餓食入門」にせよ、あるいは「霊魂ミステリー」などにしても、他のレーベルであれば、1章、あるいはコラム程度で済ます内容を1冊にまとめるあたりに、当時の講談社の本気度がうかがい知れます。もしこのまま怪奇系児童書(当時はこのような言葉はありませんでしたが)ブームが続いていたら、どのようなタイトルで出版されたのでしょうね?例えば「不意をついて敵を混乱させる!!ゲリラ術入門」とか「イジメっ子を撃退する!!嫌がらせ全書」など、色々妄想がふくらみます。本の内容は、いま流行りの昆虫食の一歩もニ歩も先を行く、先を行くどころか追いつくものは今後も現れないであろう孤高の存在と言っても過言ではありません。ぜひ、ご自身で読んで確認してみてください。以下、本の状態についてです。表紙はカバーにイタミがあります。多めに写真を上げていますので、確認をお願いいたします。本文は経年による薄汚れがありますが、切り抜きや落書きはありません。配送時に痛まないように、透明ビニールで覆い、かなり厳重に梱包いたします。匿名配送のゆうゆうメルカリ便で送ります。古書は一期一会、出合った時が買い時、買わずに後悔するよりも買ってから後悔しろ!!の世界だと思います(ホント?)。お探しの方、この機会に、ぜひご検討ください。なかなか出回りませんよ!!よかったらどうぞ!!